ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モントゴメリー」の意味・わかりやすい解説
モントゴメリー
Montgomery, Bernard Law, 1st Viscount Montgomery of Alamein
[没]1976.3.24. ハンプシャー,アルトン
イギリスの陸軍軍人。 1908年陸軍士官学校を卒業。 10~14年のインド勤務ののち,第1次世界大戦に従軍。その後アイルランド,パレスチナに勤務,38年少将,パレスチナ師団長。第2次世界大戦では,42年第8軍司令官として北アフリカでの作戦を指揮し,42年 11月アルアラマインの戦いで,E.ロンメル将軍指揮下のドイツ軍を破り,43年にはチュニジア戦線で再びロンメル指揮の機甲部隊に大打撃を与え,北アフリカからドイツ軍を一掃した。 44年元帥となり,ノルマンディー上陸作戦 (→オーバーロード作戦 ) には,連合国遠征軍副司令官として,イギリス第2軍,アメリカ第1軍,カナダ第1軍などの地上軍を指揮し,ノルマンディー上陸を成功させた。十分軍備を整えたあとで作戦行動に入ることを基本方針としたため,批判されることも少くなかったが,確実な勝利を得ることで,部下の士気を高めた。終戦直後,連合国管理理事会イギリス代表をつとめたのち帰国。子爵となり,46年参謀総長に就任。さらに 48年西ヨーロッパ連合最高司令官会議の議長,51~58年北大西洋軍副最高司令官などを歴任した。
モントゴメリー
Montgomery
モントゴメリー
Montgomery, Richard
[没]1775.12.31. ケベック
アメリカ独立革命期の軍人。イギリス正規軍としてフレンチ・アンド・インディアン戦争に参加。 1775年独立戦争に際して,立場を変えてアメリカ愛国派軍准将として参加。カナダ遠征軍を指揮し,ケベック包囲戦中に戦死。
モントゴメリー
「サヒワール」のページをご覧ください。
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