山川 世界史小辞典 改訂新版 「アルグン・ハン」の解説
アルグン・ハン
Arghun Khan
?~1291(在位1284~91)
イル・ハン国の第4代ハン。第2代アバカの長子,第6代ガザン・ハンの父。キリスト教に好意を持ち,信者を保護した。北京出身のネストリウス派僧バール・サウマーをローマ教皇,英仏両国王のもとへ派遣し,モンゴルと西欧諸国とが協力してイェルサレムを回復することを提議した。これが機縁となって,教皇から元朝へモンテ・コルヴィノが遣わされた。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報