アルペンローゼ(読み)あるぺんろーぜ(その他表記)Alpenrose

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「アルペンローゼ」の意味・読み・例文・類語

アルペン‐ローゼ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Alpenrose ) ツツジ科シャクナゲ属の落葉低木。アルプスの高地に生える。葉の長さ三~四センチメートル。夏、直径一センチメートルほどの小さな真紅の花をつける。エーデルワイスと共に、アルプスの代表的な名花とされる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アルペンローゼ」の意味・わかりやすい解説

アルペンローゼ
あるぺんろーぜ
Alpenrose
[学] Rhododendron ferrugineum L.

ツツジ科(APG分類:ツツジ科)の常緑低木。高さは1メートル。葉は楕円(だえん)形ないしは長楕円状披針(ひしん)形、長さ2~4センチメートル。表面は暗緑色光沢があり、裏面はさび色の鱗状(りんじょう)物に覆われる。7~8月に紅色または濃紅色の花を総状に6~12個つける。花冠は筒状漏斗(ろうと)形、径約1.5センチメートルで雄しべは10本ある。ヨーロッパ中部、アルプス、ピレネー山脈の高山に分布し、エーデルワイスとともに登山家に親しまれている。なお、アルプスの高峰が朝夕美しく映(は)えるときもアルペンローゼという。

小林義雄 2021年4月16日]

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デジタル大辞泉プラス 「アルペンローゼ」の解説

アルペンローゼ

赤石路代による漫画作品。第二次世界大戦下のヨーロッパを舞台に繰り広げられる愛のドラマ。『ちゃお』1983年~1986年に連載。小学館フラワーコミックス全9巻。1985年、フジテレビ系列でアニメが放映された。

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