ツツジ科(APG分類:ツツジ科)の常緑低木。高さは1メートル。葉は楕円(だえん)形ないしは長楕円状披針(ひしん)形、長さ2~4センチメートル。表面は暗緑色で光沢があり、裏面はさび色の鱗状(りんじょう)物に覆われる。7~8月に紅色または濃紅色の花を総状に6~12個つける。花冠は筒状漏斗(ろうと)形、径約1.5センチメートルで雄しべは10本ある。ヨーロッパ中部、アルプス、ピレネー山脈の高山に分布し、エーデルワイスとともに登山家に親しまれている。なお、アルプスの高峰が朝夕美しく映(は)えるときもアルペンローゼという。
[小林義雄 2021年4月16日]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...