現代外国人名録2016 「アンドレプレビン」の解説
アンドレ プレビン
André George Previn
- 職業・肩書
- 指揮者,ピアニスト,作曲家 ロンドン交響楽団桂冠指揮者,NHK交響楽団名誉客演指揮者
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1929年4月6日
- 出生地
- ドイツ・ベルリン
- 旧名・旧姓
- Priwin,Andreas Ludwig
- 学歴
- ベルリン音楽大学卒,パリ音楽院卒
- 受賞
- アカデミー賞ミュージカル作曲賞(第31回・32回)〔1958年・1959年〕「恋の手ほどき」「ポギーとベス」,アカデミー賞編曲賞(第36回・37回)〔1963年・1964年〕「あなただけ今晩は」「マイ・フェア・レディ」,グラミー賞(ミュージカル部門,第1回)〔1958年〕「恋の手ほどき」,グラミー賞(ポップス部門,第2回)〔1959年〕「Like Young」,グラミー賞(ジャズ部門,第3回・4回)〔1960年・1961年〕「ウェスト・サイド物語」「Andre Previn Plays Harold Arlen」,グラミー賞(ライナーノーツ部門,第15回)〔1972年〕,グラミー賞(クラシック部門,第16回・19回・41回・45回)〔1973年・1976年・1998年・2002年〕
- 経歴
- 1939年ナチスの迫害を避けてカリフォルニアに移住。ロサンゼルス大学で作曲、サンフランシスコでP.モントゥーに指揮法を学ぶ。’43年米国籍となり、17歳で映画音楽の編曲者としてMGM社に入社。ハリウッド映画音楽の作曲で一躍脚光を浴び、「恋の手ほどき」「ポギーとベス」「あなただけ今晩は」「マイ・フェア・レディ」でアカデミー賞ミュージカル作曲賞、編曲賞など4度受賞。’52年からジャズ・ピアニストとしても活躍。’63年セントルイス交響楽団でクラシック指揮者としてデビュー。’67〜69年ヒューストン交響楽団音楽監督。’68〜79年ロンドン交響楽団首席指揮者・音楽監督を務め、この楽団に黄金期をもたらした。’79年勇退し、名誉指揮者、’92年桂冠指揮者となる。’72〜74年ロンドンのサウス・バンク・サマー・ミュージックフェスティバルの音楽監督、’75年からコベント・ガーデン指揮者として活動。’76〜84年ピッツバーグ交響楽団音楽監督、’84〜89年ロサンゼルス交響楽団音楽監督、’87〜92年ロイヤル・フィルハーモニック・オーケストラ首席指揮者。’96年英米両国の文化交流と英国音楽界への貢献が評価され、エリザベス女王より名誉ナイトの称号が授与される。’99年には指揮者、ピアニストとしてNHK交響楽団と共演。2009年9月同交響楽団の首席客演指揮者、2012年9月名誉客演指揮者に就任。新鮮で躍動感のあふれる明快な指揮で知られる。クラシックの作曲も多く、1998年には初のオペラ「欲望という名の電車」を作曲。’70年女優のミア・ファローと3度目の結婚、おしどり夫婦ぶりでも知られていたが、’79年離婚。2002年34歳年下のバイオリニスト・アンネ・ゾフィー・ムターと5度目の結婚をしたが、2006年離婚。1971年初来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報