20世紀西洋人名事典 「アンドレマルティネ」の解説
アンドレ マルティネ
André Martinet
1908.4.12 -
フランスの言語学者。
パリ大学教授,パリ大学言語学研究所所長。
サン・アルバン・デ・ビラール(サボア県)生まれ。
パリ大学で言語学を学び、1927年文学士。’37年ベルリン大学で博士号を取得。’38年からパリ高等学術研究院で音韻論の教鞭を取り、以後、コロンビア大学教授、パリ大学教授を歴任。同時に’57年からパリ高等学術研究院で構造言語学を講じ、パリ大学言語学研究所所長を兼任する。フランスの世界的言語学者メイエの弟子で、言語における機能という概念を重視。言語理論には言語の持つ「経済性」、言語におけるユニバーサルである「二重分節」理論などを挙げ、著書に「一般言語学要理」(’65年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報