ユニバーサル(読み)ゆにばーさる(その他表記)Universal Pictures

デジタル大辞泉 「ユニバーサル」の意味・読み・例文・類語

ユニバーサル(universal)

[形動]
一般的であるさま。すべてに共通であるさま。普遍的。「ユニバーサル考え方
宇宙的なさま。全世界的。「ユニバーサル規模

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精選版 日本国語大辞典 「ユニバーサル」の意味・読み・例文・類語

ユニバーサル

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( [英語] universal )
  2. 宇宙的なさま。全世界的であるさま。〔舶来語便覧(1912)〕
  3. すべてに共通であるさま。一般的であるさま。また、万能であるさま。
    1. [初出の実例]「科学の法則がユニヴァサルであるのに反して、芸術においては、『 personal な物の奥に law がある』と言ってゐる」(出典:『明暗』論(1952)〈唐木順三〉一)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ユニバーサル」の意味・わかりやすい解説

ユニバーサル
ゆにばーさる
Universal Pictures

アメリカの映画会社。1912年にカール・レムリCarl Laemmle(1867―1939)により設立される。エリッヒ・フォンシュトロハイムによる超大作が話題となり、1920年代にはロン・チェイニーLon Chaney(1883―1930)の主演作品、1930年代初めはベラ・ルゴシBéla Lugosi(1882―1956)やボリス・カーロフBoris Karloff(1887―1969)主演のホラー映画を製作した。また、アカデミー作品賞受賞の『西部戦線異状なし』(1930)が反戦映画として高い評価を集めた。1936年、業績不振で創業者のレムリが引退。経営陣は低予算による製作を中心にし、1940年代はアボット&コステロAbbot & Costello(Bud Abbott、1897―1974とLou Costello、1906―1959)の主演作品が支えとなった。1946年、インターナショナル・ピクチャーズと合併し、ユニバーサル・インターナショナルと改称。1952年、デッカ・レコードによる買収に伴い、社名をユニバーサルに戻す。1962年、デッカがミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカ(MCA)に併合されると、MCA傘下となる。1950年代から1960年代には、ロス・ハンターRoss Hunter(1920―1996)がプロデュースするメロドラマリメイクや、ドリス・デイDoris Day(1922―2019)主演のコメディが人気となった。1960年代なかばにはテレビ番組の製作に力を入れ、そこで経験を積んだスティーブン・スピルバーグが、『ジョーズ』(1975)、『E.T.』(1982)、『ジュラシック・パーク』(1993)といったヒット作を同社に提供している。1990年(平成2)の日本松下電器産業(現、パナソニック)による買収以降、外国のオーナー(1995年からはカナダシーグラム、2000年からはフランスのビベンディ)が続いたが、2004年にアメリカのジェネラル・エレクトリックに売却され、テレビ・ネットワークのNBCと合併して今日に至っている。

[濱口幸一]

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百科事典マイペディア 「ユニバーサル」の意味・わかりやすい解説

ユニバーサル[会社]【ユニバーサル】

Universal Pictures。米国の映画製作・配給会社。1912年カール・レムリによって創立,1914年から製作。日本では無声時代の連続映画で一世を風靡(ふうび)した。
→関連項目ブラウニング

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