日本大百科全書(ニッポニカ) 「イェリバレ」の意味・わかりやすい解説 イェリバレいぇりばれGällivare スウェーデン北部、ノールランド地方の鉱山都市。人口1万9680(2001)。近接のマルムベリエットとあわせて埋蔵量4億トンの鉄鉱山があり、地下鉱より採掘される。ノルウェーの不凍港ナルビクおよびボスニア湾に面するルーレオと鉄道で結ばれ、両市から鉄鉱石を積み出す。また、鉄鋼業、機械工業、ビール醸造業がある。古くより教会集落として知られたが、19世紀後半に鉄鉱石の発掘が開始され、急速な発展を遂げた。ラップ教会、ラップ民俗博物館、鉱山博物館がある。登山観光の基点として、西部山岳地帯にバスが連絡している。[中島香子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例