いしこ(その他表記)Cucumaria chronhjelmi

精選版 日本国語大辞典 「いしこ」の意味・読み・例文・類語

いしこ

  1. ( 形容詞いしこい」の語幹 ) 生意気なこと。
    1. [初出の実例]「吁(をを)無遜(イシコ)、吁不好(すかん)、吁無礼(なめ)、皆一郭之艷語」(出典洒落本・瓢金窟(1747))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「いしこ」の意味・わかりやすい解説

イシコ
Cucumaria chronhjelmi

ナマコ綱キンコ科の棘皮(きよくひ)動物三重県より北方に分布し,北海道海岸ではふつうに見られる。さらにカナダ,北アメリカ沿岸にも分布する。体は長さ10cm,幅2cmの五角柱状で管足の列の部分が角ばる。全身は黄色。触手は10本あり,そのうち腹側の1対は他のものより小さい。管足は長く,各歩帯に2~4列に並んでいて,管足列の間は滑らかである。皮膚の中にある骨片は2層になっている。乾燥して肥料にすることがある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「いしこ」の意味・わかりやすい解説

イシコ
Cucumaria chronhjelmi

棘皮動物門ナマコ綱樹手目キンコ科。体は管足の列の部分が角ばった五角柱状で,体長 10cm。管足は長く,各歩帯に2あるいは3~4列に並ぶ。触手は 10本あるが,腹側の1本は短い。皮膚にはそれぞれ形の異なる骨片が2層に並んでいる。本州中部以北,北海道沿岸,さらにカナダ沿岸にかけて分布する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android