デジタル大辞泉 「イリガン」の意味・読み・例文・類語 イリガン(Iligan) フィリピン南部、ミンダナオ島北部の港湾都市。イリガン湾に面する。1950年代以降、アグス川水系に多くの水力発電所が建設され、同国南部の代表的な工業都市に発展した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「イリガン」の意味・わかりやすい解説 イリガンIligan フィリピン,ミンダナオ島北岸のイリガン湾に臨む工業都市。人口28万5061(2000)。第2次大戦前までは一港町にすぎなかったが,1950年代以降アグス川下流のマリア・クリスティーナ滝電源開発を基礎に重化学工業建設が進められ,“フィリピンのピッツバーグ”となることが期待されている。現在,製鉄,鉄合金,肥料,カーバイドなどの工場が操業中。ブームの町だけに人口増加が激しく,1948年の2万6000から95年には10倍余に増加した。執筆者:梅原 弘光 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イリガン」の意味・わかりやすい解説 イリガンIligan フィリピン,ミンダナオ島北部,イリガン湾東岸にある市。ラナオデルノルテ州の州都。 20世紀初期から周辺の農業開発が進み,港町として発達。 1950年代には,西方を流れるアグス川のマリアクリスティナ滝の発電所から電力を受けて,重工業の建設が進んだ。電気製鋼,カーバイド,鉄合金,セメント,製粉などの近代的な工場があり,銑鋼一貫工場の建設なども計画されている。内陸のマラウイを経てコタバト,ダバオに自動車道が通じる。人口 22万 7000 (1990推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by