〔1〕煎海鼠、熬海鼠、乾海鼠と書く。ナマコの煮干し。いりなまこ、きんこ、干しなまこともいう。おもに中華料理に使い、中国では海参(ハイシェン)という。平安初期から朝廷への貢ぎ物とされた。
12月から翌年3月にかけてつくる。採取したナマコを一夜、生け簀(いけす)に入れて砂を吐かせたのち、尾部を包丁で数センチメートル割き、このわたの原料となる腸を取り除き、海水で洗い、水切り後、海水中で約1時間よく煮る。この間、膨れるものは釘(くぎ)を打って穴をあけ、裂けるのを防ぐ。そのあと、水切りし、簀の上に置いて天日乾燥する。約1週間で固く干し上がる。製品には刺(とげ)のある刺参(しさん)と、刺のない無刺参がある。北海道や本州、九州ではナマコ、クロホシナマコ、クロナマコなどを用いて刺参をつくり、南九州や沖縄ではフジコ(キンコともいう)を用いて無刺参をおもにつくる。食べるときは、よく煮た後放置しておくと4、5日でもどる。主として中華料理に使うが、長崎あたりでは正月に雑煮に入れる所もある。
〔2〕イワシの幼魚、カタクチイワシ、カマスの幼魚、その他の小魚の煮干しをいう。主として関西で使われる語。
[金田尚志]
生まれて初めての恋。[補説]書名別項。→初恋[類語]恋・恋愛・愛恋あいれん・愛・恋情れんじょう・恋慕れんぼ・思慕しぼ・眷恋けんれん・色恋いろこい・慕情ぼじょう・恋心・狂恋・悲恋・片恋・片思い・岡惚れ・...