『ニューヨーク・ヘラルド』の社主チャールズ・ゴードン・ベネット2世Charles Gordon Bennett, Jr.(1841―1918)が、道楽半分に1887年パリで創刊した日刊紙。当初は『パリス・ヘラルド』と称し、ヨーロッパに居住するアメリカ人や旅行者を対象とした。ベネットの死後ニューヨークの本紙とともに所有者が転々とし現在の題号に変わったが、アメリカの政治、経済、株式市況、スポーツを中心に編集、在欧アメリカ人だけでなく、観光客、ビジネスマンらに広く愛読されてきた。1967年『ニューヨーク・タイムズ』パリ版と合併し、『ワシントン・ポスト』と『ニューヨーク・タイムズ』が資本を折半して共同で発行を始め、両紙から記事・論説を豊富に転載し内容を強化した。さらに1980年から香港(ホンコン)、1982年からシンガポールでも印刷を始め、ヨーロッパ、中近東、アジアの主要都市に配布されている。2002年、『ニューヨーク・タイムズ』は独自の編集方針を貫くため、『ワシントン・ポスト』が所有する残りの株50%を強引に買収、単独経営に乗り出した。発行部数約24万部(2011)。現在は『ニューヨーク・タイムズ』のGlobal Editionと称している。
[小松原久夫]
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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