インテリゲンチア(英語表記)〈ロシア〉intelligentsiya

デジタル大辞泉 「インテリゲンチア」の意味・読み・例文・類語

インテリゲンチア(〈ロシア〉intelligentsiya)

《19世紀の帝政ロシアにおいて、自由主義的な知識人一群をさした語》知識教養を持ち、知的労働に携わる社会層知識階級。知識階層インテリゲンチャ。インテリ。
[類語]インテリ知識人知識階級文化人教養人有識者識者知者物知り生き字引知恵袋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「インテリゲンチア」の意味・わかりやすい解説

インテリゲンチア
intelligentsia

広義には,知的,精神的労働にたずさわって生計を立てている社会的階層をさす。資本主義社会,近代国家の生誕以降,その大規模な成立をみる。しかし,狭義には,この「インテリゲンチア」という言葉ロシア語に由来し,その意味づけも 19世紀初頭からロシア革命期までのロシア知識人の活動によって強く刻印されているように,なんらかの意味で政治的,社会的あるいは文化的責任というものを自覚して社会的に活躍する知識人層のことを意味している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android