家庭医学館 「インドメタシン中毒」の解説
いんどめたしんちゅうどく【インドメタシン中毒】
[症状]
吐(は)き気(け)・嘔吐(おうと)、腹痛、下痢(げり)、胃(い)・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)、胃腸の穿孔(せんこう)・出血、急性膵炎(きゅうせいすいえん)がおこります。
前頭部痛、めまい、眠け、昏迷(こんめい)、うつ状態、幻覚なども現われます。
じんま疹(しん)などの発疹(ほっしん)、ぜんそく発作がおこることもあります。
[治療]
初期治療(「医師が行なう中毒の初期治療」)の胃洗浄を行ない、吸着剤の活性炭を使用します。
また、胃腸からの出血には、H2受容体遮断薬を使用します。