音便についてはすでに本居宣長の「漢字三音考」に説かれているが、「イと云音便」とし、「詩歌」を「しいか」、「四時」を「しいじ」、「家司」を「けいし」というような場合も含めている。「イ音便」という語は明治後半から広まったもの。
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…音便にはつぎの4種類がある。(1)イ音便,(2)ウ音便,(3)はね音便(撥(はつ)音便),(4)つめ音便(促音便)。動詞のうち,音便形をもつのは,四段活用とナ行変格およびラ行変格である(図)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」