ウィーン交響楽団(読み)うぃーんこうきょうがくだん(英語表記)Wiener Symphoniker ドイツ語

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウィーン交響楽団」の意味・わかりやすい解説

ウィーン交響楽団
うぃーんこうきょうがくだん
Wiener Symphoniker ドイツ語
Vienna Symphony Orchestra 英語

ウィーン本拠を置くオーケストラ。1900年に設立された。当初はウィーン・コンサート協会管弦楽団Wiener Concert-Vereinorchesterと称していたが、1921年にウィーン音楽家協会Verein Wiener Tonkünstlerの管弦楽団と合体し、ウィーン交響楽団Wiener Sinfonie-Orchesterとなり、1933年に現在の名前に改められた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団とは異なり、音楽家たちの自主的な組織ではなく、ウィーン市直属であり、ウィーン楽友協会、ウィーン・コンツェルトハウス協会、ブレゲンツ音楽祭、オーストリア放送協会が直接運営にあたっている。1960年代はサバリッシュが首席指揮者を務め、以後ジュリーニ(1973~1976)、ラインスドルフ(1976~1978)、ロジェストベンスキー(1978~1982)、エッシェンバハ(1982~1986)、フリューベック・デ・ブルゴス(1991~1997)に引き継がれた。

[美山良夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

マイナ保険証

マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...

マイナ保険証の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android