ウポル島(読み)うぽるとう(英語表記)Upolu

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ウポル島」の意味・わかりやすい解説

ウポル島
うぽるとう
Upolu

南太平洋サモア諸島の島。1899年に西経171度線でサモア諸島が東西に二分されたのちは、サバイイ島とともにサモアを形成する。東西74キロメートル、南北24キロメートル、面積1118平方キロメートル。アポリマ島とマノノ島を含めた人口12万3000(2003推計)。島の北岸アピアはサモアの首都。ドイツ支配時代に開かれたカカオプランテーション同国財政の基礎となったほか、コプラバナナ産出。島の中央を火山脈が東西に走り、最高峰フィトFito山(1100メートル)とタフア・ウポルTafua Upolu山(667メートル)が有名である。標高600メートルのラノトLanoto湖やファレファFalefa滝、レファツLefatu岬、レファガLefaga湾など、景勝の地が多い。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウポル島」の意味・わかりやすい解説

ウポル島
ウポルとう
Upolu Island

南太平洋,サモア第2の火山島で,同国の経済中心地。コプラ,カカオ,コーヒー,バナナ,タロイモを産し,ウシブタ飼育。北岸に首都アピアがあり,人口も集中している。面積 1114km2。人口 11万 2288 (1986推計) 。

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