アピア(読み)あぴあ(英語表記)Apia

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アピア」の意味・わかりやすい解説

アピア
あぴあ
Apia

南西太平洋、サモア(旧西サモア)の首都サモア諸島ウポル島北岸にある。良港であって、島で産するコプラバナナは主としてニュージーランドへ輸出される。人口3万5900(2003推計)。西方34キロメートルにファレオロFaleoro空港があり、ニュージーランドのオークランドフィジースバと定期便があるが、東京やホノルルからはアメリカ領サモアのパゴパゴで乗り換える。風光に恵まれた観光地で、1850年代に建てられたキリスト教伝道学校や、1894年に当地で没した『宝島』の著者スティーブンソンの墓がある。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アピア」の意味・わかりやすい解説

アピア
Apia

南太平洋サモアの首都。ウポル島北岸の海港で,オーストラリア,ニュージーランド,アメリカ合衆国との間に航路が発達。カカオ,コプラ,バナナなどの輸出港イギリス小説家 R. L.スチーブンソン埋葬地として知られ,その邸宅は国家元首邸として使われている。 1987年南太平洋フォーラム会議が開催され,南太平洋非核地帯条約が調印された。人口 3万7237(2006暫定)。

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