ええ(読み)エエ

デジタル大辞泉 「ええ」の意味・読み・例文・類語

ええ

[感]
肯定承諾の意を込めて応答するときに発する語。はい。「ええ、一緒に帰りましょう」
話の始めや途中で、すぐ言葉が出ないときに発する語。ええと。「ええ、なんと申しますか」
驚き・不審などを感じたときに発する語。えっ。「ええ、人が殺されたんですって」
怒ったりいらだったりしたときに発する語。「ええ、めんどうだ」
[類語](1ほいほいほいはいはいはいはあはっうんうんうん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ええ」の意味・読み・例文・類語

ええ

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 驚き、悲しみ、くやしさ、喜びなどの感動を表わすことば。ああ。
    1. [初出の実例]「ヱヱ、腹立や腹立や」(出典:虎寛本狂言・河原太郎(室町末‐近世初))
  3. 何か思い当たったり、相手に問いかけたり、問い返したりするときに発することば。
    1. [初出の実例]「老母をいづくに置べきぞ。エエ屈強の庵室、御免と言ひ捨てつっと入り」(出典:浄瑠璃・蝉丸(1693頃)四)
  4. 肯定、承諾の気持を表わすことば。
    1. [初出の実例]「『何れ昔しは立派な方なんでせうな』『ええ』」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
  5. 次のことばがすぐ出ない時や、言いにくくてためらう時などに発することば。
    1. [初出の実例]「『有り難う厶(ござ)り升(ます)。エエ、エエ。』と、考へ考へ」(出典滑稽本・酩酊気質(1806)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android