デジタル大辞泉
「はあ」の意味・読み・例文・類語
はあ
[感]
1 ややかしこまって応答するとき、また、相手の言葉に同調するときに用いる語。「はあ、わかりました」「はあ、それは大変でしたね」
2 返答に困ったとき、また、相手の言葉に同調できかねるときに用いる語。「はあ、それはそうですが」「はあ、そうおっしゃられても」
3 ややかしこまって、聞き返すときに用いる語。は。「はあ、なんでしょうか」
4 大声で笑う声。あはは。
「あまた声して―と笑ひて」〈著聞集・一七〉
5 失敗などをして困っているときに発する声。しまった。
「―、ひきさいた」〈虎清狂・文荷〉
[類語](1)ほいほい・ほい・はい・はいはい・はっ・うん・うんうん・ええ
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
はあ
① 勢いよく笑う声。はは。
② かしこまって応答する時の
ことば。また、相手の話に
相槌をうって応ずることば。はい。
※虎明本狂言・文荷(室町末‐近世初)「『やがて
こひ』『はあ』」
③ 驚いたり、喜んだり、当惑したりする時に発する声。
※ロドリゲス日本大文典(1604‐08)「Hà
(ハア) クヤシヤ〔
伊吹の舞〕」
④ 間をもたせるために自分の話の中にはさむことば。
※虎明本狂言・
鱸庖丁(室町末‐近世初)「刀ばやに、はあ、すっぱりすっぱりとつくりすまひて」
は‐あ【・罷亜・】
〘名〙 稲。また、風で稲の穂が揺れること。
※再昌草‐永正三年(1506)二月七日「夕陽映
レ水涵
レ紅処 占得西風
秋」 〔
韋荘‐稲田詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報