日本大百科全書(ニッポニカ) 「エゾエノキ」の意味・わかりやすい解説 エゾエノキえぞえのき / 蝦夷榎[学] Celtis jessoensis Koidz. ニレ科(APG分類:アサ科)の落葉高木。エノキに似るが葉の縁(へり)にはほぼ全体にとがる鋸歯(きょし)があり、果柄はより長く、長さ2~2.5センチメートルあり、果実は熟すと黒色となる。北海道南西部、本州、四国、九州の山地に生え、朝鮮の済州島にも分布する。材は柔らかく家具材とする。国蝶(こくちょう)オオムラサキの食草でもある。[伊藤浩司 2019年12月13日][参照項目] | エノキ | オオムラサキ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のエゾエノキの言及 【エノキ(榎)】より … エノキ属Celtisは,北半球の温帯から熱帯域までに約80種が分化している。日本にはエノキのほかに,エゾエノキやコバノチョウセンエノキがある。【浜谷 稔夫】[民俗] エノキは一里塚に植えられ道標とされたほか,村境,橋のたもとにも植えられ,道祖神の神木となっている場合もある。… ※「エゾエノキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by