エプロンステージ(その他表記)apron-stage

デジタル大辞泉 「エプロンステージ」の意味・読み・例文・類語

エプロン‐ステージ(apron stage)

劇場で、客席の中までせり出している正面舞台。張り出し舞台。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「エプロンステージ」の意味・読み・例文・類語

エプロン‐ステージ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] apron stage ) 劇場で、観客席のほうへ突き出ている、舞台の一部エプロン
    1. [初出の実例]「子供が芝居最中にエプロンステージを散歩してるのには吹いちまった」(出典:古川ロッパ昭和日記‐昭和一一年(1936)四月二〇日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エプロンステージ」の意味・わかりやすい解説

エプロンステージ
apron-stage

イギリスエリザベス朝演劇時代の劇場にみられる舞台形式。前舞台が大きく観客席の中へ突き出したもので,張出し舞台ともいう。現在は,舞台のプロセニアム・アーチより前方部分をさす。エリザベス朝のエプロンステージでは,三方を観客に取囲まれていたため,観客と舞台との間には強い親近感が存在した。額縁舞台出現によって失われた両者交流を求めて,張出し舞台は 20世紀になって再認識されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android