エルランデル(読み)えるらんでる(その他表記)Tage Fritiof Erlander

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エルランデル」の意味・わかりやすい解説

エルランデル
えるらんでる
Tage Fritiof Erlander
(1901―1985)

スウェーデン政治家ルンド大学経済学政治学を学び、社会民主党入党。1930~1936年ルンド市議、1932~1944年、1949~1973年下院議員。1945~1948年上院議員。1938~1944年社会福祉省次官、1944~1945年顧問大臣、1945~1946年教育相。1946年首相就任、1969年まで23年間にわたって政権を維持した。1955年強制疾病保険、1959年全般的補助年金制度の導入など、社会福祉の充実尽力外交では非同盟政策を維持し、北欧協力を促進した。

[大島美穂]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エルランデル」の意味・わかりやすい解説

エルランデル
Erlander, Tage Fritiof

[生]1901.6.13. バルムラント,ランセーテル
[没]1985.6.21. ストックホルム
スウェーデンの政治家。 1928年ルンド大学を卒業後,38年まで百科事典の編集に従事。 33年の市議会議員を皮切り政界入りし,国会議員となってからは社会民主労働党政権で教育相など閣僚ポストを歴任。 46年 P.A.ハンソン首相が急死したためその後任に選出され,69年 10月まで首相の座についた。彼の最大の政治的功績は,57年の年金制度改革をはじめ高齢者,児童,借地生活者に対する社会福祉の拡充をはかり,今日のスウェーデンの基礎を築いたことにある。さらに,教育改革にも努め,義務教育を9年間に延ばしたほか高等教育の機会拡大にも貢献した。主著に『タゲ・エルランデル』 TageErlander (4巻,1972) がある。

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367日誕生日大事典 「エルランデル」の解説

エルランデル

生年月日:1901年6月13日
スウェーデンの政治家
1985年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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