オイラーの定理(読み)オイラーのていり(英語表記)Euler's theorem

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オイラーの定理」の意味・わかりやすい解説

オイラーの定理
オイラーのていり
Euler's theorem

(1) オイラー多面体定理ともいう。単純な多面体すなわち「凸多面体において,その頂点の数を v ,辺の数を e ,面の数を f とすれば,これらの数の間には vef=2 という関係が成り立つ」。わかりやすくいえば,この関係式は,多面体に穴がなく,その表面を連続的に変形すると球面にできるような場合にのみ,成り立つということである。正四面体,直方体,八面体などはすべて,この定理を満足する。 (2) 回転に関する定理。3次元空間において,1点のまわりの回転は,その点を通る1つの直線のまわりの回転と等価である。

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