法則の辞典 「オイラーの定理」の解説
オイラーの定理【Euler's theorem】
(1) 多面体の量と面,頂点についての定理.オイラーの公式*,オイラーの多面体定理*およびオイラー‐ポアンカレの式*を参照.
(2) オイラーの関係式*,eikx=cos kx+i sin kxの別名.
(3) オイラーの固定点定理*のこと.
(4) 数学の定理で u を r 個の変数 x1,x2,…,xr の n 次の同次関数,すなわち
u(ax1,ax2,…,axr)=anu(x1,x2,…,xr)
であるとし,連続微分が可能であるとすると,
が成立する.ここで m は任意の整数(ゼロを含む).
オイラーの定理【Euler's theorem】
F+V-E=χ
で,χ は面の大局的な性質を表現する数で,球面なら2,平面なら1,トーラスならば0となる.
三次元のセルパターンの場合には
F+V-E-C=χ
となる.セルの数が多い場合には χ=0と近似して差し支えない.