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おせつ徳三郎

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デジタル大辞泉プラスの解説

おせつ徳三郎

古典落語の演目のひとつ。「おせつ」「花見小僧」「刀屋」「隅田の馴染め」「連理の梅ヶ枝」などの別題がある。

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

おせつ徳三郎
おせつとくさぶろう

落語。初代春風亭柳枝(しゅんぷうていりゅうし)がつくった現存落語中屈指の大作。上中下に分かれ、上を「花見小僧」、中を「隅田のなれそめ」、下を「刀屋」とよぶ。また「お節徳三郎恋のかな文」「連理(れんり)の梅ヶ枝」という別名もある。大店(おおだな)の主人が娘のおせつに婿をとろうとするが、おせつは奉公人の徳三郎と恋仲だったため徳三郎に暇を出す。徳三郎はおせつを殺して自分も死のうと刀屋に立ち寄るが、刀屋の主人が意見する。そこへ、おせつが婚礼の席から逃げ出したという情報が入る。徳三郎は飛び出して両国橋のところでおせつに会う。2人はあの世で夫婦(めおと)になろうと「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と唱えて深川の木場の橋から川に飛び込むと、下は一面の筏(いかだ)。「徳や、なぜ死ねないのだろう」「死ねないわけだ。いまのお材木(お題目)で助かった」。この噺(はなし)は明治・大正・昭和にかけて多くの噺家が口演したもので、上の会話のおもしろさ、下のしみじみとした聴かせ場など、話芸としての価値は高い。[関山和夫]

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