オタゴ(読み)おたご(英語表記)Otago

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オタゴ」の意味・わかりやすい解説

オタゴ
Otago

ニュージーランド,サウス島南東部,サザンアルプスの南東斜面,カンタベリー平野の南に連なる地方。重要な水力発電地帯であるとともにサウス島ではカンタベリー平野に次ぐ農牧地帯で,牧羊,果樹栽培などで知られる。中心都市はダニディン。なお歴史的にはこの地方とその西に連なるサウスランド地方を合せた範囲がオタゴ州 (1876州制度廃止) と呼ばれていたことがあり,特に 1860年代のゴールドラッシュ有名。面積3万 6441km2人口 18万 5225 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「オタゴ」の意味・わかりやすい解説

オタゴ
おたご
Otago

ニュージーランド南島南部の地方名。西岸のアワルア湾からアスピリン山を経て、東のワイタキ川を結ぶ線の南の地域である。南東部に平地があるが、北部高原で、西部はフィヨルドランドで占められる。中心都市はダニーデンインバーカーギル。東部は小麦ヒツジが、西部は氷食地形の観光と水力発電が重要な地位を占める。1861年、南東部のツアペカで金鉱が発見され、ゴールド・ラッシュを招いた。

[浅黄谷剛寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android