おっ(読み)オッ

デジタル大辞泉 「おっ」の意味・読み・例文・類語

おっ

[感]驚いたとき、急に気がついたとき、また人に呼ばれたときなどに発する声。「おっ忘れ物だ」

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精選版 日本国語大辞典 「おっ」の意味・読み・例文・類語

おっ

  1. 〘 感動詞 〙
  2. 人に呼ばれて返事をする時のことば
    1. [初出の実例]「votto(ヲット) コタエテ、ハシリヨリ」(出典サントスの御作業の内抜書(1591)二)
  3. 驚いたり、急に気がついたりした時に発することば。
    1. [初出の実例]「三騎の者どもをっと喚(をめ)いて懸け入るに」(出典:太平記(14C後)三八)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「おっ」の意味・わかりやすい解説

おつ
おつ / 乙

十干(じっかん)の甲(こう)に次ぐ第2番目のもの。「きのと」とも読む。もともと邦楽用語で、甲(かん)に対して一段低い、しんみりとした渋みをもつ音や調子をいうが、江戸時代になって、物事の状態、趣(おもむき)、道理といった意味のことばに転化され、さらに副詞、形容動詞的用法が加わり、かなり幅広い意味のことばとして使われだした。副詞「おつに」は「へんに、むやみに」といった意味として使われ、また「ちょっと変わった趣がある」「しゃれた味がある」といった「おつな」「おつだ」は現在でも多く使われている。

[棚橋正博]

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