十干(読み)ジッカン

デジタル大辞泉の解説

甲(こう)乙(おつ)丙(へい)丁(てい)戊(ぼ)己(き)庚(こう)辛(しん)壬(じん)癸(き)の総称。これに五行(ごぎょう)を結びつけ、さらにそれぞれ(え)(陽)と(と)(陰)を配し、(きのえ)・(きのと)・(ひのえ)・(ひのと)・(つちのえ)・(つちのと)・(かのえ)・(かのと)・(みずのえ)・(みずのと)とよぶ。ふつう十二支と組みわせて用い、年や日などを表す。→干支(えと)恵方

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とっさの日本語便利帳の解説

▽甲(こう/きのえ)、乙(おつ/きのと)、丙(へい/ひのえ)、丁(てい/ひのと)、戊(ぼ/つちのえ)、己(き/つちのと)、庚(こう/かのえ)、辛(しん/かのと)、壬(じん/みずのえ)、癸(き/みずのと) ※訓読みは、五行(木〔き〕、火〔ひ〕、土〔つち〕、金〔か〕、水〔みず〕)と陰陽(兄〔え〕、弟〔と〕)にあてたもの

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占い用語集の解説

古代中国で発生した数詩で、時間と空間をあらわすのに使用したもの。非常に古く殷代(紀元前十五世紀~紀元前十一世紀)頃の甲骨文字にも記されている。五行の「木」「火」「土」「金」「水」が、陰陽それぞれに分かれたもので、「甲」「乙」「丙」「丁」「戊」「己」「庚」「辛」「壬」「癸」の十個に分けられる。

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 甲(こう)、乙(おつ)、丙(へい)、丁(てい)、戊(ぼ)、己(き)、庚(こう)、辛(しん)、壬(じん)、癸(き)の総称。中国の殷(いん)代から、一〇日ごとに循環する日を表示する数詞として用いられ、周代になると、十二支と組み合わされて年と日とを表示するようになった。また漢代にはいって、陰陽説五行説と結合した結果、木(甲乙)・火(丙丁)・土(戊己)・金(庚辛)・水(壬癸)のように二つずつ五行に配当され、さらにその二つは、五行各々の陽すなわち兄(え)と、陰すなわち弟(と)を示すとされた。日本では、甲(きのえ)、乙(きのと)、丙(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)ともよむ。十干は年と日を示すほか、種々の分類記号としても用いられ、日本では特に学業成績などの表示に使用していたことがある。→干支(えと)。〔名語記(1275)〕

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世界大百科事典内の十干の言及

【干支】より

…十干十二支のこと。古くは十日十二辰,十母十二子などともいった。…

※「十干」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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