出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報
企業が人件費を主としたコスト削減を目的に、自社の製造、システム開発、サポートなどの業務を国外に移管・委託すること。国外業務発注や国外業務委託ともいう。海外支社や現地法人を設立して業務移管する場合と、資本関係のない海外企業に業務委託する場合があり、後者をオフショア・アウトソーシングoffshore outsourcingという。
アメリカでは1990年代からインターネットの普及によりシステム開発やデータ入力の国外への業務委託が積極的に行われるようになり、ICT(情報通信技術)の発達を背景に、会計士、コンピュータプログラマーや医療従事者などの専門的な業務へも委託の波が及んだ。しかし、コスト削減の観点だけの業務委託は、国内の雇用機会の減少や地場産業の空洞化を招きかねないとして政治問題となっており、2004年のアメリカ大統領選挙では重要な争点の一つとして取り上げられた。総務省によるオフショアリング活用の実態調査によると、日本企業がオフショアリングを行う目的は、コスト削減と国内人材不足の補完が圧倒的多数である。また、オフショアリングを進めるうえでの課題としては、「品質に不安がある、品質管理がむずかしい」「現地の人件費が上昇している」「言語の問題から相手先とのコミュニケーションがむずかしい」などがあげられている。
[編集部]
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