デジタル大辞泉 「オーストリア国立図書館」の意味・読み・例文・類語 オーストリア‐こくりつとしょかん〔‐コクリツトシヨクワン〕【オーストリア国立図書館】 《Österreichische Nationalbibliothek》ウィーンのホーフブルク宮殿にある国立図書館。元はハプスブルク家の宮廷図書館であり、18世紀に神聖ローマ皇帝カール6世の命でフォン=エルラハ父子の設計によって建造された。名将オイゲン公やルターの蔵書がある。フレスコ画で装飾されたプルンクザール(大広間)が有名であり、図書館の通称となっている。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「オーストリア国立図書館」の解説 オーストリアこくりつとしょかん【オーストリア国立図書館】 オーストリアの首都ウィーン、ヨーゼフ広場の旧王宮敷地内にある図書館。元々は王室の宮廷図書館で、1920年に国立図書館として一般に開放された。館内は、この図書館が「プルンクザール」(豪華な大広間)と愛称される由来となっているダニエル・グラン作のフレスコ画がある豪華な大広間(奥行き80m、高さ20m)など、大理石の円柱とレリーフの絢爛豪華なバロック様式になっていて、世界で最も美しいバロック様式の図書館といわれる。その内装はフィッシャー・フォン・エアラッハ親子が設計を担当し、1723~1737年にかけて建設された。ファザードの完成は1726年である。蔵書は約20万冊。その中には対トルコ戦争で活躍したプリンツ・オイゲン(1663~1736年)の蔵書1万5000冊、宗教改革者マルティン・ルター(1483~1546年)の膨大な蔵書などが含まれている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報