オーレルニコレ(英語表記)Aurèle Nicolet

現代外国人名録2016 「オーレルニコレ」の解説

オーレル ニコレ
Aurèle Nicolet

職業・肩書
フルート奏者 元ベルリンフィルハーモニー管弦楽団首席フルート奏者

国籍
スイス

生年月日
1926年1月22日

出生地
ヌシャテル

学歴
チューリヒ音楽院,パリ音楽院

受賞
ドイツ音楽批評家協会賞〔1963年〕

経歴
幼い頃からフルートを始め、チューリヒ音楽院でA.ジョネにフルートを、W.ブルクハルトに作曲を習い、さらにパリ音楽院ではマルセル・モイーズやイヴォンヌ・ドラピエに教授された。1945〜47年チューリヒ・トーンハレ管弦楽団に加わり、’47年パリ音楽院の1等賞を、’47年、’48年のジュネーブ国際音楽コンクール第1位をそれぞれ受賞。’48〜50年ヴィンタートゥール市立管弦楽団の第1奏者となり、のちヴィルヘルム・フルトヴェングラーに認められて、’50年にはベルリン・フィルの首席奏者に就任。’57年には初来日し、’59年までその地位を占めるとともに、ソロ活動も行った。’59年退団し、ソロ演奏や室内楽で世界各地において演奏。この間’50〜65年ベルリン音楽大学で教え、のちフライブルク音楽大学フルート科教授に就任。バッハをはじめ、バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、多くの作曲家が作品を献じている。著書に「Flöte,Cl.Debussy,Syrinx」(’67年)、「Promusica.Studium zum Spielen Neuer Music」(’74年,共著)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「オーレルニコレ」の解説

オーレル ニコレ
Aurèle Nicolet


1926.1.22 -
スイスのフルート奏者。
フライブルク高等音楽学校教授。
ヌーシャテル生まれ。
早くからフルートを学び、12才で初舞台を踏む。チューリッヒ音楽院でジョネに、さらにパリ音楽院でモイーズにフルートを師事、’48年ジュネーブ国際コンクールで優勝フルトベングラーに認められ’50〜59年ベルリン・フィルハーモニーの首席フルート奏者となる。その後独奏、室内楽活動を展開し率直透明な演奏で絶賛される。またベルリンやフライブルク高等音楽学校教授として後進育成貢献。’68年ソリストとして来日。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android