カウベル

デジタル大辞泉 「カウベル」の意味・読み・例文・類語

カウベル(cowbell)

牛の居場所がわかるように牛の首につける鈴。
ラテン音楽用の打楽器鉄製円錐をつぶした形のものをスティックで打って音を出す。

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精選版 日本国語大辞典 「カウベル」の意味・読み・例文・類語

カウベル

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] cowbell ) ラテン打楽器一つ。鉄製の円錐をつぶした形のものをスティックで打つ。

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音楽用語ダス 「カウベル」の解説

カウベル[cowbell]

ベルには、鈴を使ったものと小型の鐘を使ったものの2種類がある。鈴を使ったものはスレイ・ベルやジングル・ベルがあるが、いずれも鈴がたくさん集まったものなので、これを振って鈴の音を響かせるものだ。このほかの演奏法としては、ベルを片手に持ちその手をもう片方の手で叩く方法がある。これはアクセントのはっきりした歯切れよい音を出すことができる。鐘を使ったものはペルシャ・ベルやトゥリー・ベルがある。どちらも小さい鐘を重ねるように並べてセットしたもので、金属棒で叩いたり金属製のマレットで叩いて音を出す。このほかに、並べられた鐘をこするようにして音を出すグリッサンド奏法もある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「カウベル」の意味・わかりやすい解説

カウベル
かうべる
cowbell

もとインドやアルプス地方で放牧しているウシの首に下げられる鐘型の鈴のことで、それに形の似た金属製の体鳴楽器をこの名でよぶ。ウシやヒツジの首に下げられるものには舌があるが、楽器としてのカウベルには舌はなく、桴(ばち)で打たれる。ドラム・セットと組み合わせて使うことが多い。リヒャルト・シュトラウスの『アルプス交響曲』(1915初演)のなかでは牧羊擬音として用いられている。

[前川陽郁]


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