カムイヌプリ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カムイヌプリ」の意味・わかりやすい解説

カムイヌプリ

北海道南東部,摩周湖東岸にある火山。別称摩周岳。標高 857m。弟子屈町に属する。山岳名はアイヌ語で「魔神の山」を意味する。直径 1500mの火口と,急斜面をもつ円錐コニーデ)形の成層火山で,安山岩火山砕屑物からなる。阿寒国立公園に属する景勝地。カムイヌプリを含む摩周火山は気象庁が定義する活火山に指定されており,約 7000年前の噴火で今日の摩周湖となるカルデラが形成され,約 2000年前までにカムイヌプリが生成された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

ぐんまちゃんの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android