普及版 字通 「カン・でめ」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] でめ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は完(かん)。〔説文〕四上に「大目なり」という。〔詩、小雅、杜〕「(てい)たる杜り たる其の實り」、〔詩、小雅、大東〕「たる彼の牽牛」は、いずれもまるく美しいものを形容する。〔礼記、檀弓上〕「にしてたるは、大夫の簀(さく)か」は、漆塗りの美しい色をいい、その本字は。を用いるのは仮借である。
[訓義]
1. 大きな目、出目。
2. まじろぐ、みはる、みめぐらす。
3. 美しい、美しく光る。
4. まるくつぶらなもの、みちているさま。
[熟語]
焉▶・▶・然▶・榻▶・目▶
[下接語]
華・・燭
12画
(異体字)
12画
[字訓] でめ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は旱(かん)。〔説文〕四上に「大目なり」とし、字はまたに作るという。〔左伝、宣二年〕に、敗走した宋の将軍華元を民衆が罵って「たる其の目 (は)たる其の腹 甲をてて復(かへ)る」と歌いはやしたことがみえる。は悍とも声義が通じ、勇ましく見ひらいた目をいう。はつぶら目をいう。
[訓義]
1. 大きな目、出目、大きくとび出した目。
2. 目をみひらく。
[熟語]
然▶・目▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報