日本大百科全書(ニッポニカ) 「カンピニー文化」の意味・わかりやすい解説 カンピニー文化かんぴにーぶんかCampigny フランス北半からベルギーにかけてみられる中石器時代の文化。一部は新石器文化と併存していたと考えられる。今日ではこの文化の存在を認めない研究者もいる。19世紀末にパリ郊外の同名の遺跡で発見された。カンピニー・アックスとよばれる特殊な石器が特徴的なものである。細石器もみられる。マグレモーゼ文化、エルテベーレ文化と並び、森林地帯に適応した文化である。[藤本 強] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例