カンペ(その他表記)Joachim Heinrich Campe

関連語 バゼドー 平野

改訂新版 世界大百科事典 「カンペ」の意味・わかりやすい解説

カンペ
Joachim Heinrich Campe
生没年:1746-1818

ドイツ汎愛派教育家,教育思想家,児童文学作家。ブラウンシュワイクに生まれる。大学で神学を学んだ後,一時期フンボルト家の家庭教師としてウィルヘルムアレクサンダー兄弟を教えた。1776-77年,J.B.バゼドーの指導するデッサウ汎愛学校で働いたが,その経験に基づき,80年以降独自の学校を設立して実践に取り組んだ。教育思想の点では,ルソーの影響を強く受け,自然主義立場から子どもの自己活動を重視した。学校制度改革と国語純化運動の分野で精力的に活躍したが,ドイツにおける児童文学の先駆的開拓者としても著名である。また《ドイツ語辞典》5巻(1807-11)を編んだ。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンペ」の意味・わかりやすい解説

カンペ
Campe, Joachim Heinrich

[生]1746.6.29. ディーンセン
[没]1818.10.22.
ドイツの教育家,文学者。フンボルト兄弟の師。デッソーの博愛学舎の学監就任。のちハンブルクの近く自分教育施設を開設するが,1783年健康を害して断念する。 87年教育顧問としてブルンスウィックにおもむいて教科書出版会社を買収,数々の子供向け書籍を出版した。

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