ガルバーニ電池(読み)ガルバーニデンチ

デジタル大辞泉 「ガルバーニ電池」の意味・読み・例文・類語

ガルバーニ‐でんち【ガルバーニ電池】

異なる種類の導体直列につながれ、その一方イオン伝導を担う電解質溶液であり、両端が同じ化学組成である電気化学的な系。化学エネルギー電気エネルギーに変換して取り出す化学電池とみなせる。イタリアの解剖・生理学者ガルバーニが同様の系であるカエルの筋肉の実験を通じ、筋肉を電気の源とすると考えたが、のちにボルタ異種金属接触によって電位差が生じることを見いだし、ボルタ電池を発明した。ガルバニ電池

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガルバーニ電池」の意味・わかりやすい解説

ガルバーニ電池
ガルバーニでんち

「ボルタ電池」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のガルバーニ電池の言及

【電気化学】より

…以来,電気化学は古典的な物理化学の主要な分野として発展し(表参照),今日では生体電気現象,エネルギー変換など多方面との関連において重要な役割を演じている。 電気化学の研究対象となる最も基本的な系は,異種の電気の導体(そのうち少なくとも一つは電解質溶液のようなイオン伝導体とする)が直列につながっていて,その末端相の化学的組成が等しいものであり,これをガルバーニ電池という。その代表的な例はダニエル電池で,この種の系の構成を模式的に次のように表すことが多い。…

※「ガルバーニ電池」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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