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電気化学 でんきかがく electrochemistry

翻訳|electrochemistry

7件 の用語解説(電気化学の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

電気化学
でんきかがく
electrochemistry

電気の関与する化学変化,あるいは化学変化の電気的関係を考察する化学の一部門。電池,電解,界面電気現象,気体の放電などを取扱うほか,固体 (半導体を含む) ,液体 (溶融塩,電解質水溶液非水溶媒を含む) ,気体の構造や導電現象,電離状態の研究を扱う。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

電気化学

電子のやりとりが関与している化学現象を取り扱う化学の分野。歴史的にはボルタ(伊、A.Volta)の電池の発見が出発点と考えられ、その後ファラデー(英、M.Faraday)による電気分解の法則が近代物理化学の基礎となった。電気化学が取り扱う系の大部分は、電子導電体とイオン導電体の組み合わせから構成されている。応用分野は電池、燃料電池表面処理センサーアルミニウム電解精錬、有機電解合成などで、いずれも工業上、重要な位置を占めている。近年の携帯電話の普及と環境問題に関連し、リチウム二次電池や燃料電池の分野の研究が活発に行われている。電気化学の原理を応用したポーラログラフィーなどの電気分析法は、多方面で使われている。

(市村禎二郎 東京工業大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

でんき‐かがく〔‐クワガク〕【電気化学】

電気的エネルギーと物質の化学変化との関係を研究する化学の一部門。

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百科事典マイペディアの解説

電気化学【でんきかがく】

電気現象とそれに伴う化学変化との関係を研究する物理化学の一分野。電解質の諸性質がその研究対象となり,電池,電気分解電気泳動電気透析などの原理の究明およびその応用をいう。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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世界大百科事典 第2版の解説

でんきかがく【電気化学 electrochemistry】

分子やイオンの運動や化学変化と電気エネルギーとの関係,化学エネルギーと電気エネルギーとの相互変換,ならびにそれらの工業的応用を取り扱う学問分野。J.プリーストリーとH.キャベンディシュ(1775)は,湿った空気中で放電を行うと硝酸と亜硝酸ができることを観察したが,これは電流による化学変化についての最も古い記録の一つである。その後,二つの金属片をカエルの足に接触させると痙攣(けいれん)が起きることがL.ガルバーニ(1791)によって見いだされ,さらにA.ボルタの電堆が発明されるに至って,ここに電気化学の系統的な研究の歴史が始まった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

でんきかがく【電気化学】

電気的現象を伴う化学反応あるいは化学的現象を研究する化学の一分野。電気分解・電池・金属の腐食・界面電気現象・放電・導電現象などを対象とする。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電気化学
でんきかがく
electrochemistry

電気現象と物質との化学変化の関係を研究する化学の一分野。たとえば、界面電気現象、電離状態、物体の導電現象、半導体、電池、電極反応、水溶液や溶融塩の電解、非水溶媒中での酸化還元、などが研究対象である。今日これらの研究対象は有機化学無機化学工業化学のすべてにおいて関連しており、古典的なイメージを捨てるのであれば、「電気化学」という分野の存在は強く意識する必要はない。
 歴史的には、狭義の電気化学は、イタリアのガルバーニの起電力の発見(1791年に公表)、ボルタの電池の発明(1800)に始まる。物質の中に電気的なもの―イオン―があることを提唱したのは、イギリスのファラデーであった。電気分解の実験からイオンを仮定し、電荷・単位電荷の概念が誕生し、発生する電気量と物質の量との関係をみいだした。これらは電気化学における基本法則である。
 今日の化学では、原子の中の電子の役割が量子化学によって明らかとなったので、イオンの構造、酸・塩基の本質、酸化還元反応における電子の働きなど、電気化学発祥のころの疑問は解明されている。現在の研究対象は、化学反応における電子の微視的な働きの解明であり、それは固体表面における界面現象や、電場や電磁波を受けながらの物質の挙動などを電極反応として研究するなど、より量子化学的統計熱力学的になっているといえる。[下沢 隆]

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