ガンビエ諸島(読み)ガンビエショトウ(その他表記)Îles Gambier

デジタル大辞泉 「ガンビエ諸島」の意味・読み・例文・類語

ガンビエ‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ガンビエ諸島】

Îles Gambier南太平洋フランス領ポリネシア南東端の諸島トゥアモトゥ諸島に属する。タヒチ島の南東約1700キロメートル、南回帰線付近に位置する。主島マンガレバ島、タラバイ島、アウケナ島、アカマル島などの火山島ほか、約20もの環礁から構成される。ガンビエル諸島マンガレバ諸島

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改訂新版 世界大百科事典 「ガンビエ諸島」の意味・わかりやすい解説

ガンビエ[諸島]
Îles Gambier

南太平洋,フランス領ポリネシアのトゥアモトゥ諸島の南東端に位置し,大きな堡礁内のマンガレバ,タラバイ,アウケナ,アカマルの4火山島と,その南東約4kmのテモエ環礁とからなる。マンガレバMangareva諸島ともいう。陸地総面積29km2,人口1337(2007)。住民はポリネシア人で,パンノキ,バナナ,タロイモなどの自給農業を営む。かつて2000人以上の人口を数えたが,1834年に来島したラバール神父島民を使役して巨大な石造の聖堂を建立し,この苦役によって島民の死亡があいつぎ,人口が一挙に激減した。建坪でパリのノートル・ダム大聖堂をもしのぐこの聖堂は,マンガレバ島のリキテアになお現存している。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ガンビエ諸島」の意味・わかりやすい解説

ガンビエ諸島
ガンビエしょとう
Îles Gambier

マンガレバ諸島ともいう。南太平洋,西経 135°,南緯 23°付近の海域にある島群。フランス領ポリネシアに属する。トゥアモトゥ諸島の一部とみなされることが多い。4つの島と多くの小無人島から成り,周囲を約 65kmの堡礁に囲まれている。主島マンガレバは地塁から成る島で,礁湖の中心に位置し,その標高は 400mをこす。中心はマンガレバ島のリキテア。 1797年イギリス人 H.ウィルソンが来航。 1881年フランス領となる。土壌肥沃で,ココヤシ,コーヒーのプランテーションがある。真珠養殖が行われる。住民はポリネシア系。トゥアモトゥ諸島とともにトゥアモトゥ=ガンビエ行政地区を構成。面積 78km2。人口 620 (1988) 。

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