デジタル大辞泉 「キジ島」の意味・読み・例文・類語 キジ‐とう〔‐タウ〕【キジ島】 《Kizhi/Кижи》ロシア連邦北西部、カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島。ペトロザボーツクの北東約60キロメートルに位置する。18世紀建造のプレオブラジェンスカヤ教会やポクロフスカヤ教会をはじめとする木造の教会建築群があり、1990年に「キジ島の木造教会建築」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。キジー島。キージ島。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キジ島」の意味・わかりやすい解説 キジ島キジとうKizhi Pogost ロシア北西部,カレリア共和国南部のオネガ湖に浮かぶ小島。 17~18世紀に建造された木造建築群で知られる。なかでも 1714年に創建された6層からなるプレオブラジェンスカヤ聖堂は,積み重なるように 22のタマネギ形円蓋を戴き,別名「丸屋根の幻想」と呼ばれる特異な外観で有名。建物内部のイコノスタシスは多くのイコンで飾られている。プレオブラジェンスカヤ聖堂の南側には冬季に使われるポクロフスカヤ聖堂が建てられているが,この屋根にもタマネギ形円蓋が9基ある。これら二つの聖堂の中央にある鐘楼のほか,中世の鍛冶屋や風車小屋など,貴重な木造建築物が集中している。 1990年世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by