人材マネジメント用語集 「キャリアアンカー」の解説
キャリアアンカー
・キャリアアンカーは、一度形成されると直ぐに変わりづらく、生涯に渡ってその人が重要な意思決定を行う際に影響を与え続けるとされている。
・心理学者/エドガー・H・シャインが提唱するキャリアアンカーは、5つに分類されており、その分類は以下の通りである。
『キャリアアンカーの5つの分類』
1.『管理能力』 ⇒組織の中で責任のある役割を担うことを望むこと
2.『技術・機能的能力』 ⇒自分の専門性が高まることを望むこと
3.『安全性』 ⇒1つの組織に長く属することを望むこと
4.『創造性』 ⇒新しいことを生み出すことを望むこと
5.『自律と独立』 ⇒自分で独立することを望むこと
・個人にとって、自らのキャリアアンカーを見極めることは、職業選択を行う際の欠かすことが出来ない重要な判断の基軸となる。また組織にとっても、従業員のキャリアアンカーを見極めることで、自社の研修体系の構築や異動・配置を行う際など様々な局面において役立てることが可能となる。
出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報