現代外国人名録2016 「キースエマーソン」の解説
キース エマーソン
Keith Emerson
- 職業・肩書
- キーボード奏者
- 国籍
- 英国
- 生年月日
- 1944年11月2日
- 出生地
- ウェストヨークシャー州トドモーデン
- グループ名
- 旧グループ名=エマーソン・レーク&パーマー〈Emerson Lake&Palmer〉, ナイス
- 経歴
- 幼い頃から様々な音楽に興味を持ち、10歳の頃にギターを購入したが、後にピアノに転向。14歳からロンドン・ミュージック・アカデミーに通うが1年で辞め、銀行に勤務しながらアマチュアのピアノ・トリオなどで活動した。18歳の時にゲイリー・ファー&ザ・T・ボーンズに参加してプロとなり、ヴィップスやオルガニストであるグレアム・ボンドのバンドなどを経て、1966年リー・ジャクソンらとともにナイスを結成。同バンドは初め女性ボーカリスト、パット・アーノルドのバックバンドを務めていたが、’67年ナショナル・ジャズ・ポップ・バラード&ブルース・フェスティバル出演後はバンドとしても注目を集め、アーノルドの米国帰国を機にバンドとして独立し、同年シングル「ナイスの思想」でデビュー、’68年同名のファーストアルバムを発表した。’70年解散すると、元キング・クリムゾンのベーシスト兼ボーカリストであったグレッグ・レーク、元アトミック・ルースターのドラム奏者カール・パーマーとギターなしのロック・トリオであるエマーソン・レーク&パーマー(EL&P)を結成、ファーストアルバム「エマーソン・レーク&パーマー」をリリース。以後、ジャズやクラシックの要素を持たせつつハモンドオルガンやシンセサイザーなど最新の機器を導入した革新的なサウンドに人気が集まり、’72年初来日、’73年からは大規模なワールド・ツアーを始めるなど、ブリティッシュ・ロック・シーンを代表するプログレッシブ・ロック・トリオとなった。’73年バンド自身によるレーベル「マンティコア」を設立し、’74年にはアルバム「恐怖の頭脳改革」を発表するが、同年から4年間活動を中止。’77年活動を再開したが、’78年解散した。その後はソロ活動に移行し、りんたろう監督「幻魔大戦」などの映画音楽も手がけた。’86年ドラムスにコージー・パウエルを迎えてエマーソン・レーク&パウエルを結成。’88年スリーを経て、’92年エマーソン・レーク&パーマーを再結成し、同年20年ぶりに来日。’97年に再び解散した後は、ソロで活動。2004年映画「ゴジラ・ファイナル・ウォーズ」の音楽を担当。エマーソン・レーク&パーマーの他のアルバムに「タルカス」「展覧会の絵」「ブラック・ムーン」などがあり、ソロアルバムに「ホンキー」「インフェルノ」「キース・エマーソン・バンド・フィーチャリング・マーク・ボニーラ」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報