クリア会(読み)クリアかい(その他表記)comitia curiata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリア会」の意味・わかりやすい解説

クリア会
クリアかい
comitia curiata

ローマ最古民会。 30のクリア単位で投票。政務官へのインペリウム (命令権) の付与祭司就任養子縁組遺言承認を大神官主宰のもとに行なった。共和政末期にはクリアを代表する役人 lictorが参加した。兵員会確立とともに早くから実質的な力を失った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「クリア会」の解説

クリア会
クリアかい
comitia curiata

古代ローマの民会の1つ
国家の大事に臨み,会議・投票を行う組織で,クリア(curia)ごとに行われた。クリアは数家族で構成されるローマ人民の最古の区分単位で,つねにパトリキ貴族)とプレブス平民)を含んだが,のちに平民会・兵員会の発展によって,クリア会の政治的機能は限られたものになった。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android