クリスチャン・ドポルザンパルク(英語表記)Christian de Portzamparc

現代外国人名録2016 の解説

クリスチャン・ド ポルザンパルク
Christian de Portzamparc

職業・肩書
建築家

国籍
フランス

生年月日
1944年5月9日

出生地
モロッコ・カサブランカ

学歴
エコール・デ・ボーザール(パリ)建築学科〔1967年〕卒,コロンビア大学

受賞
PANコンペ最優秀賞〔1974年〕,エケール・ダルジャン賞〔1988年〕,パリ市建築グランプリ〔1988年〕,芸術文化功労章〔1988年〕,フランス建築グランプリ〔1992年〕,日本建築学会賞〔1992年〕,プリツカー賞〔1994年〕

経歴
カサブランカに生まれ、2歳の時に渡仏。ル・コルビュジエに刺激され建築を志す。米国留学ののち、1970年パリにクリスチャン・ド・ポルザンパルク設計事務所を開く。F.ボレル、F.レオンハート、M.E.ニコローをスタッフとして仕事をし、マルヌ・ラ・ヴァレの貯水塔の再生事業(’73〜74年)で脚光を浴び、「エリック・サティー音楽院」「シテ・ド・ラ・ミュジーク(音楽都市)」「ナンテールの舞踊学校」など芸術関係の建築を多く設計。「ブールデル美術館」(パリ)と「アトランポール学園都市」(ナント)の設計コンペに優勝し、パリ・ベルシー地区の再開発(’91〜94年)も手掛けた。’94年建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞。現代フランスを代表する建築家の一人。日本では’87年「フランス現代建築家3人展」で代表作が紹介された他、作品集合住宅「ネクサス・ワールド」(福岡市,’90年)がある。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 の解説

クリスチャン・ド ポルザンパルク
Christian de Portzamparc


1944 -
建築家。
1967年、パリのエコール・デ・ボザールの建築学科を卒業後、F.レオンハート、M.E.ニコローをスタッフに仕事を行っている。代表作品には空間オブジェ対比を思想的テーマとする「給水タワー」(’71年)、建築群におけるヴォイドとヴォリュームの組み合わせをテーマとする「オートフォルム集合住宅」(’80年)、伝統的なモニュメントの4分割をテーマとした「パリ・コンセルヴァトワール音楽学校」(’84年)がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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