最新 地学事典 の解説
クリプティックぶんべつけっしょうさよう
クリプティック分別結晶作用
cryptic fractional crystallization
分別結晶作用が生じたマグマが上昇する際,何らかの原因で分別相の鉱物がマグマ中から消失し,見かけ上,その鉱物を含まないマグマが生成される作用のこと。島弧・陸弧の玄武岩~安山岩は,しばしば角閃石が多量に集積した岩石(閃緑岩,角閃岩,角閃石斑れい岩など)を捕獲するが,母岩の斑晶は斜長石,輝石,±かんらん石からなる場合が多く,この不一致を説明するためにDavidson et al. (2007)が提唱。
執筆者:相澤 正隆
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

