20世紀西洋人名事典 「クレアーサントソリーヌ」の解説
クレアー サントソリーヌ
Claire Sainte Soline
1891 - 1967
フランスの作家。
本名Nelly Fouilet。
環境描写の小説を多数手掛け、その心理描写は女性らしい繊細で微妙な雰囲気が漂う。1934年に書いた処女作「一日の仕事」ではポワトゥー地方の農村の風景を描いた。「一息で」(’35年)では、庶民の妻が自分の子供の頃から老人に至るまでを語る。その他の代表作品に「アンチゴーヌまたはクレタ島の牧歌」(’36年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報