出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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グルストランド
ぐるすとらんど
Allvar Gullstrand
(1862―1930)
スウェーデンの医学者。父は医学関係の役人で、その長男としてランズクローナに生まれる。1880年ウプサラ大学に入学、のちウィーン大学、さらにストックホルム大学に転じた。1890年医学博士となり、スウェーデン医学委員会で講義および医療を続け、1894年ウプサラ大学の眼科教授となった。1927年同大学名誉教授。
独学で眼科学をきわめ、とくに目の中の光の動きの研究に専念し、物がどう見えるかという視像の理論について、新説を導き出した。また白内障手術後に水晶体のかわりに用いられるグルストランド眼鏡を発明した。1911年に眼球における屈折光学の理論研究によって、ノーベル医学生理学賞を受賞した。『目における屈折光学法入門』などの著書がある。
[編集部]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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グルストランド
Gullstrand, Allvar
[生]1862.6.5. ランズクルーナ
[没]1930.7.28. ストックホルム
スウェーデンの眼科医。 1894~1927年,ウプサラ大学の眼科教授。角膜の構造と機能および乱視についての研究を進め,眼の屈折の一般法則のほか,眼と光の拡散との関係などについての研究がある。白内障手術後に水晶体の代りに用いるグルストランド眼鏡のほか,細隙灯を発明した。 11年,眼の通光学の業績に対して,ノーベル生理学・医学賞が与えられた。
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「グルストランド」の意味・わかりやすい解説
グルストランド
スウェーデンの眼科医。ウプサラ大学教授。目の調節機能の研究を行い,乱視の理論にすぐれたものがある。また眼鏡用レンズや目の診断用具などを改良した。1911年ノーベル生理医学賞。
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