スウェーデンの医学者。父は医学関係の役人で、その長男としてランズクローナに生まれる。1880年ウプサラ大学に入学、のちウィーン大学、さらにストックホルム大学に転じた。1890年医学博士となり、スウェーデン医学委員会で講義および医療を続け、1894年ウプサラ大学の眼科教授となった。1927年同大学名誉教授。
独学で眼科学をきわめ、とくに目の中の光の動きの研究に専念し、物がどう見えるかという視像の理論について、新説を導き出した。また白内障手術後に水晶体のかわりに用いられるグルストランド眼鏡を発明した。1911年に眼球における屈折光学の理論研究によって、ノーベル医学生理学賞を受賞した。『目における屈折光学法入門』などの著書がある。
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