ケックラン(その他表記)Koechlin, Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケックラン」の意味・わかりやすい解説

ケックラン
Koechlin, Charles

[生]1867.11.27. パリ
[没]1950.12.31. カナデル
フランスの作曲家。パリ音楽院で J.マスネ,A.ジェダルジュ,G.フォーレに作曲を学ぶ。 1908年ラベルらと「独立音楽協会」を創立。多作な作曲家で,初めはフォーレの影響で歌曲を書くが,35年前後から社会主義的方向を歩み,交響曲弦楽四重奏曲ソナタなどのほか多くの論文を発表。著書に『ドビュッシー』『フォーレ』『和声論』などがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者) 「ケックラン」の解説

ケックラン(ケクラン)

アルザス家系もと、パリに生まれる。理工科学校で学んだ後、1890年に、まずは聴講生としてパリ音楽院に入学、その後マスネ、フォーレに作曲を、ジェダルジュにフーガ対位法を学んだ。管弦楽技法に優れ、フ ...続き

出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android