ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ケレスチヌス3世」の意味・わかりやすい解説
ケレスチヌス3世
ケレスチヌスさんせい
Coelestinus III
[没]1198.1.8. ローマ
イタリア人の教皇 (在位 1191~98) 。本名 Giacinto Bobo-Orsini。 P.アベラールの弟子にして友人。サンス教会会議でアベラールを弁護。 T.ベケットは彼をローマにおける最上の友とした。 85歳で教皇となりハインリヒ6世に加冠したが,のちその野心に悩まされながらも,王の不法・残酷な行為を押えることができなかった。しかしほかの君侯の不法な結婚間題には強い態度をとり,十字軍をも推奨,騎士修道会を支援した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報