デジタル大辞泉 「ゲラティ修道院」の意味・読み・例文・類語 ゲラティ‐しゅうどういん〔‐シウダウヰン〕【ゲラティ修道院】 《Gelati monasteri》ジョージア西部の古都クタイシ郊外にある修道院。12世紀初頭にダビド4世が創建。内部には多数のイコン(聖画像)やモザイク、中世の写本が残る。1994年、バグラティ大聖堂とともに「バグラティ大聖堂とゲラティ修道院」として世界遺産(文化遺産)に登録。バグラティ大聖堂の再建計画のため2010年から2017年まで危機遺産とされた。ゲラチ修道院。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゲラティ修道院」の意味・わかりやすい解説 ゲラティ修道院ゲラティしゅうどういんGelati Monastery ジョージア(グルジア)西部,古都クタイシ近郊のイメレティアの丘に残る中世の修道院。 10世紀末に統一されたグルジア王国が絶頂期を迎えた 12世紀初頭,ダビド2世 (在位 1089~1125) の命により付属王立学校とともに建立された。その後,鐘楼や三つの聖堂なども建立され一群の建物が完成した。聖母マリア聖堂の『チャチュリの聖母』などのイコンやモザイク画で知られたが,18世紀中期の略奪によって深刻な被害を受けた。クタイシにあるバグラティ大聖堂とともに 1994年世界遺産の文化遺産に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by