ゲルハルトリヒター(その他表記)Gerhard Richter

現代外国人名録2016 「ゲルハルトリヒター」の解説

ゲルハルト リヒター
Gerhard Richter

職業・肩書
画家,現代美術家

国籍
ドイツ

生年月日
1932年2月9日

出生地
ザクセン州ドレスデン

学歴
ドレスデン芸術アカデミー〔1957年〕卒

資格
ベルリン芸術アカデミー会員

受賞
アーノルド・ボーデ賞〔1981年〕,オスカー・ココシュカ賞〔1985年〕,ウルフ賞〔1994〜95年〕,世界文化賞(第9回)〔1997年〕,ベネチア・ビエンナーレ金獅子賞(第47回)〔1997年〕

経歴
ドレスデン、デュッセルドルフ美術学校で学ぶ。1950年代社会主義リアリズムに則した東独の教条的美術を嫌い、’61年ベルリンの壁ができる2ケ月前に西ドイツのデュッセルドルフに移住。’62年新聞に掲載された写真図版をもとにした作品「机」を発表、写真をカンバスに描き写すという特徴的なスタンス確立。同年スナップ写真やオイル・オン・フォトグラフなどからなる「ATLAS」の制作を始め、ライフワークとする。’63年ポルケらと“資本主義的リアリズム”運動を開始。特にフルクサスの影響で、飛行機、風景、人物、静物等の多岐なモチーフが任意に選ばれる写真絵画から、移行的な抽象、表現主義的な抽象へとスタイルを変遷させた。代表作品に「マドリード」(’68年)、「48の肖像」(’71〜72年)、「Abestract Painting(820-2)」、「ストロンチウム」、「5.3.08」(2008年)などがある。2001年千葉県佐倉市の川村記念美術館で日本初の回顧展開催

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ゲルハルトリヒター」の解説

ゲルハルト リヒター
Gerhard Richter


1932.2.9 -
ドイツの画家。
ワルタースドルフ生まれ。
ドレスデン、デュッセルドルフの美術学校に学び、1964年から作品を発表。手触りのある映像的日常感覚を独特な絵画処理によって表現し、白黒写真を転写したような、絵画と写真を関連づけた独自のスタイルを生みだした。代表作「マドリード」(’68年)、「Canary Landscapes」(’71年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android